崖っぷちOLの人生やり直し日記

30代OLのブログ。働きながらMBAを取得中。卒業後は海外転職を考えています。

書評「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

 

Hello, all ! 

Miwaです。^^

 

今の会社(外資系)や学校(英語MBA)に入ってからというもの、ダイバーシティについて考える機会が増えました。

 

また、最近ハマっている海外ドラマ「コミ・カレ!」やPodast「ロン男。」でも、レイシズム(人種差別)やLGBTQ、宗教などをテーマに取り扱っていることが多く、ここは本腰を入れて、いろんなバックグラウンドを持つ人と、どうやって付き合うべきか?について学んでみようと思い、この記事を書くことにしました。

 

とはいえ、何から学んだらいいかわからず・・・で途方にくれていたところ、ひょんな折り、中田敦彦さんのYoutubeで紹介されていた本『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が非常に面白かったので、こちらで紹介してみようと思います。

 

本を読んで主人公(著者の息子)の立場にたって追体験をしてみることで、自分が感じたことや、するべきことをまとめてみようと思います。

 

Podcastの「ロン男。」最近どハマりして、移動中によく聴いています。^^

podcastranking.jp

 

▼海外ドラマの「コミ・カレ!」も、宗教や人種などをテーマにした回があります。

mybigjourney.hatenablog.com

 

あらすじ

この本は、英国・ブライトン在住の著者の”息子”さんの中学生活について綴ったエッセイです。

 

もともとは地域ランキング1位のエリート小学校を卒業した息子さん(アイリッシュ×日本人のミックス)は、学校訪問に行ったことをきっかけに「元・底辺中学校」に入学をすることを決めます。

 

その学校は、言い方が悪いですが、最下層のワーキングクラスの白人の子供たちが通う学校で、今でこそ地域ランキングの真ん中にはいるものの、人種差別や盗難、貧困問題などのたくさんの問題を抱えています。

 

息子さんは、中学生という多感な時期に、自身のアイデンティティである白人と黄色人種のハーフ(イエローでホワイト)であることと向き合ったり、現在UKという国が抱える様々な問題(貧困、人種差別、階級制度)などと向き合いながら、中学生活を送っていきます。

 

印象に残ったこと・感想

同じ言葉を発したときでも、文化的背景や個人の価値観(親の影響を含む)によって、受け取り方が異なるのは、日常生活でもよくあると思いますが、多民族が共生している国ほど、自分の発言に対する言葉選びを意識している、あるいはそうするように教育を受けていることを知りました。

 

私は、ノリが軽いというか、シニカルなブラックジョークも多いし、自虐ネタや人をいじって笑いをとる傾向があるので、自分の放つ言葉にたいして責任を持つようにしようと思いました。

 

また、著者は英国で保育士として働いているそうで、本書でも所々英国と日本の教育内容の違いの話が出てきます。

 

英国では、保育園のときから、多様性について学んでいるとは驚きでした。日本でも、今後移民受け入れを増やしていくと思うので、こういったダイバーシティに対する教育を、会社に入ってからではなく、幼少期から身につけておいた方がいいと思いました。

 

著者の息子さんも、カトリックの小学校(地域1番のエリート校)を卒業したにもかかわらず、独自の教育スタイルを持つ「元・底辺中学」に入学することを自らの意思で選んだそうです。

 

↑この息子さん、とても中学生とは思えないほどの落ち着きと思考力、受容力などを持っていて、非常に将来が楽しみです。

 

進学先やパートナー選び等の自分の人生の岐路では、周りの評価や他人の意見に惑わされることなく、自分の心に従って進むべき道を選ぼうと思いました。

 

人生の選択肢に、正解も不正解もない。

ただ、自分の選んだ道が最良の道になるように、行動するのみです。

 

全体的に、本書を通して、FGM(女性器切除)やソーシャルアパルトヘイト(社会的分断)など、知らない言葉がたくさんでてきました。

 

それだけ自分の意識が低かったと言われればそれまでですが、社会の中の闇や問題も、気づかない、見えない、で生活していくこともできますが、私はあえて意識しながら生きていきたいと思っています。

 

アイデンティティについても、特にオンラインの授業で、画面いっぱいにクラスメイトの顔を見ながら話していると、嫌でも自分が「日本人である」ということを感じます。(受講態度や、単純に画面に映る自分の顔を見た時)

 

日本人の中で、日本人として生きていると、自分と他者の違いが曖昧で、なんとなく雰囲気に流されて生きてしまいがちですが、外国籍のクラスメートと話すことで、他国と自国の文化の違い、他人と自分の性格や考え方の違いなどを明確に感じるときがあります。

日本にいながら、こういった経験ができるのは本当にありがたいですね。

 

作中に出てきた親子の会話で、息子さんが「多様性が大事だと言われるのに、多様性があることで物事がややこしくなるし、衝突や争いが生まれる。それなのになぜ多様性がいいのか?」と質問したことに対し、母親である著者が「多様性はウンザリするほど大変で面倒だけど、”無知”を減らすからいいことなんだと思う。」と答えた言葉が印象的でした。

 

最後に

以上、いかがでしたでしょうか?

 

最近、日本でも貧困問題やLGBTQの人権問題、移民問題などが表に出てくるようになってきたので、これを機に、自らの言動やこれらの社会問題について真剣に考えてみてはいかがでしょう。

 

無知。

 

かのマザー・テレサも、「愛の反対は、憎しみではなくて”無知”」だといってますよね。

 

目の前にある問題は、確かにそこにあるのに、それを見ない&気づかないフリをするのは簡単ですが、スルーして生きるか、あるいはしっかりと向き合っていきるか、は個人の選択次第ですね。

 

自分と異なるものを排除するのではなく、手間がかかったとしても、理解はできなくとも、お互い歩み寄って共存できる社会を作っていきたいですね。^^

 

ダイバーシティを受け入れるって・・・

何だか”結婚生活”と似ているかも。

 

そんな風に思った週末でした。

ちゃんちゃん♪

 

 

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このブログは、30代シングルOLのMiwaが、冴えない自分を変えるために、

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