これからMBA進学を考えられている方の中には、各機関やメディアが発表しているMBAプログラムのランキング(以下、MBAランキング)を気にされている方も多いと思います。
今日は、
について調べたことと個人的見解をまとめてみました。
MBAランキングの種類 (2024/6/16時点)
MBAランキングは、様々な機関やメディアが独自の審査基準において順位付けしたものを毎年発表しています。(注意:ランキングは年によって異なるため、最新の情報を確認することをお勧めします。)
海外の評価機関・メディア
- Eduniversal:日本のMBAも評価
- QS::日本のMBAも評価
- FT(Financial Times)
- US News and World Report
- Bloomberg Businessweek
- Forbes
国内の評価機関・メディア
MBAのランキングは、各機関が独自の評価軸を持っているので、どの機関の評価を採用するかにより、順位が異なります。
一般的には、教育やプログラムの質、学生の満足度、卒業後の変化(給料のアップ率等)、ダイバーシティ(国際色)、社会への影響力などで評価されることが多いようです。
これらのランキングの使い分けとしては、海外機関がつけたランキングは、(当たり前ですが)海外でも通用するランキングなので、グローバルキャリアを築きたい人は、海外機関のランキングを参考にすると良いと思います。
MBAランキングを意識すべき人
MBAを取る目的が何なのか?によって、ランキングを意識すべきかは変わると考えています。
MBAを取る目的が
他社の評価を得るため = ランキングを意識した方が良い
自己成長のため = ランキングを意識する必要はない
MBAで学ぶ内容は、各校さまざまな特色があるにせよ、基本的にベースとなるカリキュラムは同じものです。
自分がタイトルが欲しい、あるいは今の業界からMBAの得意分野とも言えるような外資系金融・コンサル・商社などに転職したいというなら、やはり客観的な評価が必要となるため、ランキングを意識すべきでしょうし、
逆に私のような自己啓発の一環で学ぶようなタイプであれば、ランキングよりもカリキュラムの豊かさや入学や受講のハードルの低さ(学費や受講スタイル)など、別の指標を設けた方がいい場合もあります。
MBAランキングに対しての私見
どんなことにも共通していえることですが、MBAランキングを意識すべきか、あるいはどのランキングを採用すべきかは、「自分がMBA取得に何を求めているか(目的)」に応じて選ぶべきだと思います。
一方で、ランキングで上位に入るためには、それだけ評価基準に譲歩しなければならない(プログラムを標準化しなくてはならない)ことも意識しておいた方がいいと思います。
私の場合は、
- リスクを取りたくない(仕事をしながら取得できるMBAが良い)
- 英語力を上げたい(英語で受講できるプログラムが良い)
- 学生生活を楽しみたい(対面で受講できるところが良い)
といった理由から、国内MBAを選択しました。
国内MBA × 英語 × 対面 という点で、すでにグロービス経営大学院に絞られるのですが、在籍している今となっては、
- スタートアップやアントレプレナーシップに関わる科目が多い
- 人間教育系(志)の科目が多い
- テック系の科目が充実している
など、カリキュラムの点からも評価すべきだったなと思いました。
グロービスは、(少なくとも当時は)国際認証を獲得していなかったのですが、プログラムの内容や質には本当に満足しています。
他社評価が必要でなく、自分のために学びたいと考える人は、自分軸を基準にどのMBAプログラムを選択するかを決めるのもアリだと思います。
▼関連記事