本日の内容
こんにちは、
最近、断捨離熱が再燃し、身の回りをどんどん整理していっているMiwaです。
もともと転勤が多かったこともあり、ゆる〜くミニマリストな生活を営んでいましたが、最近、稲垣えみ子さんの著書「寂しい生活 魂の退社」を読んで、さらに暮らしのダウンサイジング熱に拍車がかかりました。
よく「断捨離をすると人生が変わる」といった類の話を聞きますが、実は私、それを実感したことがあまりなく、、、。
なぜ、私の人生は断捨離で変わらないんだろう?と常に疑問に感じていました。
まあ、元がものが少ないというのもあり、BEFOREとAFTERがわかりにくい(人生の大きな転機になりにくい)というのが理由なのだと自己分析しています。苦笑
私の場合、断捨離すべきなのは「もの」ではなく「コト」ーー。
それがこの記事を書くきっかけになりました。
可能性を捨てる
禅には「放下」という言葉があります。
これは、手放す、執着を捨てる、心を解放する、などの意味があるそうです。
稲垣さんの著書の中で、
彼女が過去に購入したたくさんの”いつか使う”ためにものを、一気に断捨離するシーンがあるのですが、このときの彼女の言葉が、私の脳裏に焼きつきました。
私は、人生の「いつか」、つまりは人生の可能性を捨てているのだ。(中略)
可能性を閉じて生きる。
私はその可能性にかけていみようと思っているのである。
(出典:稲垣えみ子・著「寂しい生活 魂の退社」)
ーーー 可能性を広げずに生きる。
自由とは、選択肢がたくさんあること、だと信じていた私の心をズドーンと銃で撃ち抜く音が聞こえた気がしました。
過去も未来も捨てて、今を生きること
確かに、ものを買うときや、新しいことに取り組むときって、”理想の自分”つまりは”未来の自分”のためにお金や時間を使っていることになります。
私の場合は、バイリンガルでグローバルに働くビジネスパーソンになりたいから、今現在、英語でMBAなんかを取ろうとしているわけですから。苦笑
また、日々の苦しみも、こういった「なりたい理想の未来」と「現在の自分」との間に大きなギャップがあるから、「できないダメな自分」を日々感じ、気分が落ち込むこともある。
つまりは、自分自身のこうなりたいという欲望を「手放す」ことができれば、心も時間も金銭的にも、もっとゆとりをもつことができるのかもしれません。
禅の教えの中でも、「日々の苦しみは、過去を悔やみ、未来を憂うことから生まれる」と書かれています。
幸せになりたいのなら、今やるべきは、過去も未来も手放し、ただ「今」のことだけを考えて、目の前のタスクを積み重ねればいいのではないでしょうか?
だから、断捨離では「今使わないものは捨てる」ことが勧められているのではないでしょうか。
未来は、今の積み重ね
昔読んだ、北欧のヒュッゲか何かを取り扱った本の中で、
人生とは今の積み重ねであり、幸せとは”今の楽しみ”を積み重ねたもの、
という言葉がありました。
今、楽しいの積み重ねが、将来の楽しい、ひいては人生の楽しいにつながる。
まさにその通りだと思います。
とはいえ、計画魔の私としては、何も考えずに「今が良ければ良い」的な生き方は、先の不安を煽られてしまい、なかなか今に集中することができる気がしません。
そこで、自分の可能性(未来や理想)は諦めつつ、そこにつながる可能性のある「今」を厳選し、それらを楽しんで生きていくことにしました。
具体的には
- 英語がペラペラで国際的なキャリアを歩んでいる → 英語を使う毎日を楽しむ
- 筋トレで鍛え上げた体で、どんな服でも似合う自分 → 筋トレを続ける
- 起業して経営者になり、自分のペースで働いている自分 → 在宅ワークを好きな場所で
こんな感じでしょうか。
とにかく今を充実させて生きること、毎日に楽しみを見出すこと。
これが幸せに生きる秘訣のような気がします。
毎日何か目標に向かって取り組んでいると、その進捗がよくないとき(成長を感じられないとき=プラトーに達しているとき)にストレスを感じやすくなります。
でも、そもそも目標を持たなければ、進捗などという言葉も存在せず、理想と現実のギャップに苦しまずにすむのではないか?という戦法ですね。
今を幸せにいきる
可能性を閉じて生きることは、不幸せでもなんでもありません。
むしろ、夢を広げなくて良くなるからこそ、目の前のことが見れるようになったり、身近にある小さな幸せや、すでに持っている幸せに気づくきっかけになったりします。
常に「何かしなくてはいけない」と焦燥感にかられて生きている人や、
幸せになりたいのに、なれないと悩んでいる人は、
一度その理想の未来を手放してみるよいかもしれません。
意外にも、幸せはすぐ目の前にあったりするかもしれませんよ。
Miwa
※参考図書