昨年行った、お金と幸福度に関わる実験。
あれから1年経ち、自分の中で「お金の使い方」に関する学びがあったので、記事にまとめてみました。
実験を行ったきっかけ
「幸せはたった1万ドルで買うことができる」という幸福度にまつわる論文を読み、興味を持ったのがきっかけです。
※詳しくは上記の過去記事をご参照ください。
幸せがお金で買えるのなら買ってみよう!思い立ったのが昨年の春でした。
幸福度は上がったか
確実に上がりました。
実験を行ってみての学びと感想
今まで「(値段が)高いから」と言い訳して諦めていたことが、全部無意味だったと気づきました。
値段が高くても、何千万や何億もするわけではないし、「本当に買うことができない」もの以外は、ずっと欲しいと思っているのならば買ってしまうのが良いと思いました。
↑これに関しては、無相応な物は、そもそも欲しくならないというのもあります。(例えば私なら、何億もする豪邸とか宝石とか)
この実験以降、マイルールにしたのが、
(1) 3ヶ月以上欲しい気持ちが続くなら買ってしまうこと
当時、買うか買わないか迷ったものは値段に関わらず結局購入する傾向があります。
安物買いの銭失いをしたり、悩んでいる時間(欲望の代替品を探す時間を含む)が勿体無いので、欲しいと思ったら買っちゃうことにしました。
早めに買ってしまえば、少なくとも買うか買わないかの悩みからは解放(脳の容量が広がる)されます。
(2) 衝動買いは失敗しやすい
欲しいものはリストにまとめておき、必要な順や使う機会が多い順に、リストの上から買っていくことにしました。(緊急性と、必要性の2軸のマトリックスを作っています)
緊急(+)、必要(+):購入
緊急(+)、必要(ー):他のもので代用
緊急(ー)、必要(+):緊急性がでた時に購入
緊急(ー)、必要(ー):買わない
また、本当に急ぎで”今”必要なもの以外は、少なくとも一晩、できれば1週間の時間を置いてから注文することにしました。
(3) 憧れの自分になるための買い物は無駄金になりやすい
現在までに使っていないものは、「必需品」ではないモノです。
そのため、購入はしたものの、結局使わなかった、というケースに陥りがちです。
憧れのブランド品(高級品)を買う時は、すでに使っているものの買い替え(上位置換)として買うと失敗しにくいことに気づきました。
(4) 買い物にも、ROI(タイパ)を意識する
毎日使う、あるいは長く使うことが想定できるもの、あるいは購入後に自分にリターン(投資対効果)があることを重要視しています。
例えば、食費や医療費、体や心のメンテナンス代などの健康を生み出してくれるもの。そして、仕事道具や便利家電など、自分の時間や効率性を生み出してくれるもの、株や不動産など資産性があり、将来のCF(お金)を生み出してくれるものには、惜しみなくお金を使うようになりました。
良いお金の使い方とは
昨年の実験では、ハンドドリップのコーヒーグッズやワイヤレスイヤフォン、オーブンレンジなど、たくさん買った安い物(数万円)よりも、よく考えて選んだ大型出費(語学留学、歯科矯正、大学院の学費など)の方が、幸福度に直結しているように感じました。
おそらく、数万単位なら、今までの自分でも購入できていたので、人生感が変わらなかったのに対し、
何十万〜何百万円するものを買うことは、今までの行動範囲から大きく異なるため、幸福度を変える要因になるのだと思われます。
ここから学べることとして、お金の使い方の実験というのは、結局のところ
- 自分のコンフォートゾーン(今までの行動範囲)から出ることができるか
- できる、できないではなく、やるか、やらないか
なのかなと思った次第です。
もし、ずっとやりたい気持ちがあっても、値段が理由でなかなか取り組めない(買えない)場合は、思い切って一歩を踏み出してみることが、人生を変える第一歩になるのかもしれません。
人間は死ぬ前に一番「挑戦しなかったこと」を後悔するそうです。
やらずに後悔するか、やって後悔するか。
選ぶのは自分次第です。
それではまた👋
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