こんにちは、Miwaです。
NY在住のアーティスト、近藤聡乃さんの著書『ニューヨークで考え中』の中で、金曜のルーティンとしてカフェで英字新聞を読んで時事英語の勉強をするシーンが描かれていました。
Langaku(漫画で英語多読を行うアプリ)を1年近く継続しており、多読の効果を感じている私は、この ”オシャレなカフェで英字新聞”というパワーワードに強く惹かれ、早速この習慣を自分のものにすべく、試してみました。←すぐ人の影響を受ける😂
そもそも「多読」とはなんぞや?という方は、こちらの記事をご覧ください。
実は、今まで過去2回(高校生、社会人5年目)英字新聞を定期購読したことがあるのですが、いずれも習慣化に失敗してきました。
今回、過去2回と比較して、明らかに英語力が上がった状態で、再度読んでみたところ、思ったよりも良かった&今度こそ継続できそうだったので、その学びをブログ上でシェアすることにしました。
<目次>
なぜ英字新聞がおすすめなのか?
英字新聞で多読を行うメリットは、3つあります。
- 時事英語など実際に使われる”生きた英語”が身に付く
- 教材として安価&作品を選ぶ手間が不要
- 一般常識や社会勉強になる
英字新聞×多読に向いている人は?
過去の自分の失敗から、英字新聞(日刊)で多読を行うことが薦められる人は、
- 英語レベル中級以上(TOEIC700以上)の人
- ある程度の語彙力のある人(5000語程度)
- ビジネス英語を使う機会がある人
- 時事問題やニュースに興味があるor好きな人
です。
英字新聞の中には、初心者向けのものもあり、ものによってはTOEIC700点もいらなくてもいいのでは?と思う人も多いと思いますが、「多読」を続ける上で重要なのは、
辞書がなくてもすらすら読めて、おおよその意味がわかる
ことです。
そう考えると、よっぽどのM気質の人以外は、読みたい英字新聞をさっと読んだときに、「わからない単語がいくつか出てくるけど、大体の内容は理解できる」くらいのレベル感は必要だと考えています。
※余談ですが、英字新聞は1500語ほどの語彙があれば75%は意味が分かるそうです。そして、語彙数3000語で85%、5000語で90%、8000語で95%、そして100%理解できるようになるには2万語もの語彙数が必要になるそう。
※参考まで、高校卒業までに習う英単語が3500語と言われていますので、語彙数3000語は中学レベルの英語がしっかり使いこなせている位のレベル感です。私のおすすめする5000語は、日常会話なら幅広いトピックを滞りなく話せる位のレベル感です。
英字新聞はどこで買える?
英字新聞は、通常の新聞が売っているところであれば、大抵1種類は置いてあります。
- 駅のキオスク
- コンビニ
- 大型書店
- 新聞屋さん(直売所)
辺りでしょうか。
キオスクやコンビニも、すべての店舗に置いているわけではない&取り扱い部数が少ないようですが、大きな駅のキオスクや都内のコンビニ、外国人居住者や留学生が多い地域(大学の近く)であれば、ほぼ取り扱っていると思われます。
うちの近所では、日刊のThe Japan NewsかThe Japan Timesを取り扱っているコンビニが多かったです。
無料で読みたければ、図書館にも置いてあるところがありますので、お住まいの地域の施設を確認してみてください。
おすすめの英字新聞は?
私の調べた限り、国内で販売されている英字新聞には以下の4つがありました。
- The Japan Times Alpha(週刊)
- Asahi Weekly(週刊)
- The Japan News(日刊)
- The Japan Times(日刊)
それぞれ、ペーパー版とデジタル版の両方があるようですが、「英語学習」という観点からは、書き込みができるペーパー版がおすすめです。
週刊のものはその週の大型ニュースのダイジェスト版かつ、日本語と英語の併記だったり、単語集がついているものもあるので、初心者を想定読者として発刊されているようでした。(一部350〜400円くらい)
一方で、日刊の2紙は全面英語の記事で、想定読者としては、日本在住の外国人や英語の使用シーンの多いビジネスマンらへんなのかなと思われます。(一部150〜350円くらい)
ちなみに、使用語彙数としては、The Japan Newsが1部につき3万語ほど、The Japan Timesだと5万部ほどだそうなので、始めはThe Japan Newsの方がとっつきやすいかなと思います。(安いし、薄いし)
個人的には
- 初心者 = 英語の絵本、Langaku(漫画)
- 初心者〜中級者 = 週刊の英字新聞
- 中級者〜上級者 = 日刊の英字新聞
におすすめかなと感じています。
※上記で触れた、語彙数換算だと、
語彙数3000語位の方には、週刊の英字新聞を、
語彙数5000語以上ある方には、日刊の英字新聞
をお勧めします。
私的・おすすめの読み方
完全に、近藤綾乃さんの真似ですが、私くらいのレベル(TOEIC800点台の英語学習者)であれば、日刊で最安のThe Japan Timesを、読みたい日だけスポット買いすることを激しく推します!(笑)
なぜなら、定期購読をするとプレッシャーがすごいし、日刊はまず読めない(涙)ので、「できない」という事実を積み重ねることになり、やる気が失われるからです。
なので、「今日はカフェでかっこよく英字新聞でも読むか〜?😏」くらいのテンションでコンビニに行き新聞を購入し、そのテンションのまま、オシャレカフェで読むことをおすすめします。笑
そして、最初から全部読もうとするのではなく、興味のあるニュースだけ読み、少しずつ読めるニュースの幅を広げていくことがコツです。
私の場合は、赤ボールペンで知らない単語に丸をつけながら読み、その単語の意味が推測できるなら無視。何度も出てくる重要そうな単語であれば、調べてメモ書きする、くらいのゆるさで読み進めています。
LDP(Liberal Democratic Party : 自民党)なんて単語、新聞でも読まなきゃ知ら機会はないけど、Prime Minister Kishidaとかと合わせて出てくれば、さすがに意味はなんとなく想像できますよね?
英字新聞は日常で使う語彙が増える、というのが漫画や小説を用いる多読との一番大きな違い(メリット)ですね!
目指すゴールは?
私が読んでいるThe Japan Newsは1部につき約3万語のため、週末に1部ずつ読んだ場合、多読のペースとしては、1年(52週)で156万語、大学院を卒業するまでの2年半で、391万語に達します。
一般に、多読の効果は
- 100万語 = 効果を実感し始めるレベル
- 1000万語 = ほとんどの文献を問題なく読めるレベル
- 3000万語 = (リーディングに限定して) ほぼネイティブレベル
と言われています。
週1の英字新聞だけで多読をしようとおもうと、次の目標である1000万語まで6年半かかる計算になりますが、実際には大学院の課題や仕事の論文も読むので、おそらく卒業時までには目標の1000万語が達成できると想定しています。
取らぬ狸の皮算用にならないように、習慣化を頑張ります!😄
英字新聞はつまらなさそう、という方には
教材として用いるとき、時事ニュースや社会問題に興味がない人には必ずしも英字新聞が最良の選択になるとは限りません。
英語学習は、目的を明確にし、その目的に応じて教材を使い分けることがコツです。
特に単語は、自分が働く業界や興味の対象によって、全然違います。
ですので、新聞が嫌いな方は、自分の好きなジャンルの雑誌を活用して多読を続けることをおすすめします。
例えば、こんな感じです。
- 時事・ニュース → Time for kids>Time, News week>the Economist
- 自然科学系 → National Geographic Kids>National Geographic >Nature
- 科学・テクノロジー → Discover
- ファッション → VOGUE
- インテリア → ELLE DECOR
上3つのジャンルは、右に行くほど専門家向けの雑誌になるため、まずは子供向けに書かれた専門誌を読んだ後、増えた語彙力に応じて、少しずつステップアップさせていくと良いと思います。
子供向け専門誌→一般向け専門誌→専門家向け専門誌
の順ですね。
多読を続けるためのコツ
繰り返し言いますが、多読において何よりも大事なのは「ストレスなく読めること」です。
自分の興味やレベルに合わせた教材を選び、楽しく読み続けること!
そして、気づかぬうちに、少しずつ使える語彙が増えていること。
これが英語多読をつづける一番の醍醐味です。
最後に
さて、こんな感じで、私的・英字新聞(雑誌)の活用の仕方を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
英字新聞は、日々の学びに役に立ち、使い倒した後は、ゴミ袋(生ゴミを包むと臭わない♪)としても役立ってくれる最強の教材です。
このブログを読んで、少しでも「多読をやってみようかな?」と思ってくれた方がいれば、幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
ではまた👋😄
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