こんばんわ、Miwaです。
MBAに通って得られるものは多くありますが、その中でも多くに人が期待し、そして得られるものの中でも重要な部分を占めるのが「ネットワーキング」です。
私も、MBA入学前には「英語力向上」「ビジネススキル向上」「キャリアアップ」などいくつかの目標を持って入学しましたが、そのなかの一つに「ネットワーキング」も入れていました。
しかし——。
働きながら平日夜・週末にグロービスに通い始めて1年。
英語力は伸び、ビジネススキルもつき、キャリアのチャンスも広がったのに、ひとつだけ達成できていないものがあります。
それが 、冒頭でも触れた「ネットワーキング」=友人づくり でした。
■ MBAで友達が作れない?意外と多いこの悩み
入学式の時に仲良くしてもらった女子グループと久しぶりに再会したとき、
「一緒に旅行行ったよ」「登山に行ったよ」と聞いて、
胸が少しチクッとしました。
──あ、出遅れたかも。
授業に出れば顔見知りはいるものの、「親友」と呼べるレベルの人間関係はまだ作れていません。
というのも、私の場合は授業についていくのに必死で、ネットワーキングイベントもほぼ不参加。授業が終われば終電も近いし、3時間も英語を聴き続けた後ということもあり、頭も疲弊しており、そそくさと帰宅してしまう。そんな状態。
日本語MBAのクラスは、毎回授業後に飲み会があり、ネットワーキングするにはとても良い環境と聞いていますが、英語MBAは比較的ドライな方が多く、自分から積極的に交流機会を持たないと、なかなか友人を作ることができません。
そんな時に授業で学んだのが、ダンバー数(Dunbar’s Number)という概念でした。
■ MBAの人間関係をダンバー数で可視化してみた
ダンバー数とは、「人間が安定的に維持できる社会関係の限界人数」を示した理論のこと。
ロビン・ダンバーによると、人間関係は次のような階層構造を持ちます:
| 人数 | 階層 | 関係性 |
|---|---|---|
| 約5人 | 最も親密な集団 | 家族・親友。頻繁に交流・強い情緒的結びつき |
| 約15人 | 親しい友人 | 信頼でき、助け合える仲 |
| 約50人 | 友人集団 | クラスメートのような「顔見知り以上」の仲 |
| 約150人 | 安定した社会関係の上限 | 名前・性格を認知し合う人々 |
| 約500–1,500人 | 面識・名前を知る人々 | SNS上の知り合いレベル |
この視点で今の私を振り返ると、
私は50人の「クラスメート」レベルに属する関係はあるけど、
その下(=5人の親しい友人層)に誰もいない
現状を目の当たりにしてハッとしました。
MBAに数百万円・数年間を投資していることを考えると、これは “リターンが出ていない” とも言えるのです。
■ 社会人MBAの最大の価値は「友人」——のはず
ただビジネス知識を得るだけなら、書籍やYouTube、あるいはe-learningで十分な時代です。
それでも多くの人がMBAを選ぶのは、“ネットワークが人生を変える” ことを知っているから。
・転職やキャリアの相談
・起業の情報交換
・人生の節目で支え合える仲間
・業界を超えたつながり
これらは、教室の外で生まれます。
私はこの1年間、授業に追われながらも成長を感じてきました。
でも「友人」という価値を取り逃してきたのも事実。
だから、ここに決意を表明します。
私Miwaは、ここからの1年はネットワーキング強化期間にします。
■ MBAでネットワーキングを成功させる方法
ここからは、私がMBA2年目に行うと決めた、MBAで人脈を作るための「具体的な行動」をまとめます。
① イベントには“とにかく出席”する
社会人MBAの弱点は、みんな忙しくて予定が合わないこと。
そのため、行けるイベントには全部行く……という気合いが必要です。
これはダンバー数の階層を上げるためには欠かせません。
人間関係は接触頻度で深まるという心理学的根拠もあります(“単純接触効果”)。
② 「英語での人間関係」にこだわらない
私は、「英語力不足で雑談が苦手」という壁にぶつかることが多いです。
でも、関係構築は言語より“会う機会”が圧倒的に重要。
だから、
✔ 日本語MBAのネットワーキングにも参加
✔ 日本語で話せる相手を増やす
という行動を入れることにしました。
幸いグロービスの日本語MBAのイベントは、日本語MBAや所属校(東京・横浜など)に限定されないイベントの数も多いため、一度それらのネットワーキングと繋がってしまえば、イベントのお誘いを受ける機会も多く、ネットワーキングの機会は容易に得られました。(いつもイベントに誘ってくれるCちゃん、ありがとう!)
③ “仲良くなりたい人”には、自分からアプローチする
婚活していた時にも感じましたが、受け身は何も生み出しません。
積極性と行動力がある人が結婚も恋愛も友人も仕事も全てを手に入れるのです。
そして、意外とみんな誘われるのを待っています。
・授業後に10分お茶
・週末にランチ
・課題を一緒にやる
・小さな相談をしてみる
これだけで距離は一段階上がります。
MBAは数十〜数百人規模ですから、その中に1人くらいはあなたの仲良くなりたい人がいるはず!
そんな人に出会った日には、自分からガンガン攻めていっちゃいましょう。
振られてもめげずに、次!の精神です。笑
④ グループワーク科目の履修を増やす
MBAの履修科目の中には、個人でレポートを書き上げる科目のほか、グループを組んでみんなで課題をこなしプレゼンをする、という科目もあります。
人間関係が最も深まるのは、「一緒に課題を乗り越えた仲間」。
チームで協力したり、深夜まで議論したりといった経験は、人の心の距離を縮めてくれ、ダンバー数の上位に入りやすい関係を作ります。
■ 目標:残り1年で「親しい友人5人」を作る
ダンバー数の分類だと、「親しい友人(15人)」の中で、特に濃いのが「5人の親友」層。
私はこの1年で、この5名をMBAで作ることを目標にしました。
これまで授業(というか宿題をこなすこと)で精一杯だったMBA生活を、ここからは「人」にフォーカスして再設計していきます。
■ まとめ:MBAの価値は“人”で決まる。
最後に、今回の学びを一言でまとめると、
MBAのネットワーキングは、努力しないと勝手には育たない。
だからこそ、自分で「5人」を取りにいく。
ということ。
もしあなたが今、「MBAで友達ができていない…」と悩んでいたら、それはあなたのせいではありません。
自然に友人になれる人数には限界(ダンバー数)があるからです。
だからこそ、「狙って」「仕組んで」「動いて」友人を作りに行くことが大切。
私もこれからその挑戦を始めます。
また、進捗や気づき、ネットワーキングの成功・失敗談をブログで更新していきますのでお楽しみに!
Miwa
