崖っぷちOLの人生やり直し日記

30代OLのブログ。働きながらMBAを取得中。卒業後は海外転職を考えています。

書評「ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた」

 

Hi, everyone!

Miwaです。

 

最近、すごく面白い本を見つけたので紹介します。

何か特定の悩みがあるときは、アンテナに引っかかる本に出会えることが多いので、ある意味幸せですね!笑

 

ちなみに、この本の著者である鈴木綾さんは、日本人ではありません。(鈴木綾はペンネームだそう)

さらにいうと、イギリス人でもなく、どこかの国(非公開)出身の日本好きの外国人だそう。

 

日本好きが高じて、日本に6年住んだものの、生きづらさを感じて、ロンドンへ移住。

そこでロンドンでの生活を通して日英の比較をしたり、女性のキャリアや生きづらさ、自身の恋愛について書かれたエッセイです。

 

 

日本人でもイギリス人でもない著者が、三者の視点で各国で経験したことについて書いていて、帰国子女ならぬ出国子女として日本を脱出したキャリア女性の生き方について知ることができる。

この2点に興味を持ち、この本を手に取ってみました。

 

著者の鈴木綾さんも、日本でキャリアを積んだ後に、渡英されてMBAを取得、そのまま現地で就職されたとのこと。

 

金融系のキャリアを積まれているそうで、いわゆるバリキャリOLな彼女は、ゆるキャリ(?)の私とは、畑も収入も生き方も異なるものの、同じ30代女性として、彼女の生き方には共感できる部分が多くありました。

 

 

<恋愛について>

彼女も30代シングル女性。パートナー文化が浸透しているイギリスでは、何をするにもカップル単位で動くので、独身だと非常に生きづらいとのこと

 

この点は、日本と同じ。いや、なんならイギリスはもっとキツイかも?と思いました。

個人的には、ハイキャリアやグローバルエリートの女性が、どうやって恋愛や家庭と仕事を両立されているのかが知りたかったのですが、著者によると、そういったキャリア女性の多くは、日本国外へ脱出していて、さらにシングルのままでいることが多いとのこと。(やっぱりか〜・・・)

 

ただひとつ救いだったのは、シングル女性でもかっこよく生きているロールモデルがたくさんいるようで、日本のように、シングル=ルーザー(負け犬)という図式はそこまで当てはまらないとのこと。

ただ、居心地の悪さはありそう。。。。結局は、どこも同じなのね。涙

 

 

<仕事について>

海外の男性は、女性がキャリアを持っていたり高学歴であることに対して肯定的な方が多いそう。また、彼女や奥さんが自分よりも高年収であっても気にしない人が多いよう。

 

日本でも、若年層を中心に、そういう人が増えてきているとは思いますが、それでもやはり「男のプライド」があるようで、高年収であるなしに関わらず「男を立てる」という行為が要求されることが多いです。

 

「男を立てる」うんぬんよりも、お互い「褒め合う」スタイルでいいじゃん!って思うんですが、それって少数派ですか??(涙)

 

そういう意味では、グローバル化がすすむイギリスは、圧倒的に著者のレベル(グローバルエリート)に釣り合う男性の数が東京よりも多いようで、ハイスペックな男性探しには不自由のないようでした。

 

まあでも、著者によると、紳士なイメージの強いイギリス男性も、一流の人(オックスブリッジ卒レベル)だと、”めんどくさい人”が多いらしく、やはりこれもどの国でも一緒なのね〜ということを学びました。

 

 

<この本からの学び>

 

・イギリスも日本も、結局はキャリア女性はシングルになりがち。

 

・でも、生き方を広げるという意味で、ハイキャリアだからこそ、世界に視野を向けてみるのは全然あり!

 

・いろんな国の男性×いろいろな性格で、異性の選択肢も広がるので、今いる場所が自分に合わないと思うのであれば、見える範囲を変えてみるのはひとつの手段。(地面と山の頂上とでは、見える景色が違う)

 

・日本にはハイキャリアの女性がいないのではなく、国外流出しているだけ。海外に来てみると、たくさんのグローバルエリートの女性に会う機会がある。(これは女性にとどまらず、研究職など優秀な人材に男女問わず起こっている問題だと思われます。Mottainai!)

 

・欠点を受け入れよう、人に話そう!アリアナ・グランデやアデル、世界のセレブリティやディーバは心の弱さを吐露してファンを獲得してきた。完璧でいる必要なんてない。

 

・日本が誇る「金継ぎ」の技術。器に入ったヒビを美しく修復することで、骨董品ではさらに価値が上がるそう。長い人生の中で、みんなそれぞれ傷つくこともたくさんあったと思うけど、良いリーダーになるためには、強くなるための教訓として過去の傷を金継ぎの美しいヒビのように受け入れるべきだということ。

 

個人的には、この”自分の壊れている部分(=ヒビ)こそが、金色に光る部分(=金継ぎで修復した部分)として美しく照らし出される”という発想は、自分にない考え方だったので新鮮でした。

 

人は、「長所で尊敬され、短所で愛される」とはよく言ったものですね。

 

金継ぎは、壊れたものでも最後まで大切に使うための日本人の知恵、だと思っていたら、もっと奥深いものの考え方があったのですね。

(今度、千利休の「茶の湯」でも読んでみようかな?)

 

私の身の回りには、残念ながら彼女のようなグローバルエリートがいないので、そういった人がどのように物事を考えて、そして生きているのかというのを知れる良い機会になりました。

 

ちょうど12月は忘年会のシーズンなので、会社の上司(韓国系カナディアンでオーストラリアで新卒就職した人)やMBAの友人たち(5カ国以上はいるはず)に彼らの人生や仕事、恋愛に対する考え方を聞いてみようと思うきっかけになりました。

↑英語をがんばらねば〜

 

なんにせよ、「英語が話せる」ことは自分の人生の選択肢や得られる情報の数を圧倒的に増やすことができるので、すごいですよね。

 

なんとかこの3年間(通学期間)で、このレベルまで自分を持っていきたいものです。p(^_^)q

 

そんなこんなで、グローバルエリート綾さんの著書、

面白いのでぜひ読んでみてくださいね♪

 

 

 

 

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このブログは、30代シングルOLのMiwaが、冴えない自分を変えるために、

MBAを英語で取得してみよう!と奔走する日々を綴ったブログです。

夢に仕事に恋愛にと頑張る現代女性の希望の光になれますように♪

 

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